出会い

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「ここだ…」 私も姫華も初めて入る場所で、しかも不純な動機でやって来たために、さすがに躊躇していた。 「その制服、藍学(アイガク)じゃん?」 その時誰かに話しかけられた。 声は後ろから聞こえる。 声質からして間違いなく男だろう。 私と姫華は同時に声のする方を向いた。 「…藍学が何か用?」 藍学とは私たちの通う学校の名前。 藍学(アイガク)高校の事だ。
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