第一話

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警「ちょっと君達。小学校を覗いている変な男がいるって通報があったんだけど」  僕とそのフェンスに顔を突っ込んでいた変人のやり取りに、近所の方が警察に連絡をしたんだろう。警官の方が僕達に声をかけてきた。  フェンスに顔を突っ込んでいた人(以後変人)は僕の方を向いた。 涼「ん…って、こっちみんな!あんただ、あんた!」  変人は驚いた顔で「え!?のぞいたりしてないよ!」と言ってたが、金網の穴に頭を突っ込んでいる人に、そんな言い訳は通じないだろ…。 変「でもさ!こんな人の頭が入りそうな穴見つけちゃったら突っ込まざるを得ないでしょ?」  変人の言葉は意味わからん。 警「確かに…少年心も男心もくすぐられる状況だけれども…」 涼「何いってんだ貴様等」 警「何?では何か?君はスーパーのカートをシャーッとやりたかいとか、エスカレーターを逆送したりとか、そういった数多の誘惑を耐え忍んで生きている…それが分からないと?」 涼「え…別に分かりたくありませんが」
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