第一話

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 案内された部屋は聞かされていた四畳半よりも広かった。  圭人さんに聞いたら 圭「あぁ、それはね…ここのアコーディオンをこうして、こうで、四畳半!」  圭人さんは部屋の中心にあるアコーディオンをただ、閉めるという壁ってか、布で仕切られた部屋… 涼「……………あのそれって」 ?「ひどいなぁ高杉くん。ルームメイト置いて逃げるなんて」  ポンっと僕の肩を触れる感覚。そして先程聞いた声…まさかっ… 涼「ギャーーーーー!!何でここに…」 変「住人だもの」 涼「なんで俺の名前…」 変「圭人から聞いてたし、写真も見たよ」 涼「ルームメイトって…この人と!?壁が薄くて狭いしか…」 圭「ははっ、確かに薄いねぇ」 涼「いや、薄いってもんじゃないですから!そいつカーテンの仲間っすから!!嫌ですよ、こんな人と!」 圭「そんな…よく知らないでしょ?」 涼「うっ…そ、そりゃ…」 圭「大丈夫だよ!光君は変態だけど、基本人畜無害で、むしろ害を与えられたいタイプだから、ヘタレでM。チキンカツが好きなチキンカスだから~。」 涼「よく知った方がヒドいじゃないスか!」 光「圭人の言葉は控え目のようで辛辣なのがいいよなぁー。ゾクゾクハァハァ」  だめだ…ここで流されたら中学の二の舞だ! 涼「~~とにかく!親に確認して…今日は友達の家に泊まります!」 圭「えっ、まって!?」  圭人さんにはわるいけど、俺は穏やかな暮らしがしたいんだ  そして、知的で清楚な…  こんな彼女と青春の日々を… 光「あー、裕翔くん!良いところに。」 圭「おかえりー」  これはフラグか…それとも罠か…。 裕「ただいま」
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