勘違い

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王「ダイキライ」 サ「え…?」 突然ですがサティです。 今… 恋人のはずの王 珍々から 衝撃的な言葉が出てきました。 サ「え……なに?」 王「ダイキライアル」 サ「どういう、こと…?」 大嫌いって…? さっきまで、イチャイチャしてたのに。 いきなり真顔になって、なに言いだすかと思えば…。 俺、なんかした? サ「…珍、なんで……?」 王「サティのバカ。インラン。ダオウジ」 は…? なんでこんなこと言われなきゃいけないの…? ダオウジって、駄王子 ってことか…。 サ「嫌いなのか…?」 王「ちがうアル。ダイキライアル」 サ「っ……!」 やばい。 泣きそう。 俺… なんで珍々に嫌われたんだ…? わかんないよ…! サ「ふっ……ぅぇ……」 我慢できずに泣いてしまった。 王「!?どうしたアル!?」 サ「どうしたじゃねえよ! 嫌いなんだろ!?俺のこと…」 王「え……、嬉しく、ないアルか?」 サ「嬉しいわけないだろ!なんで…こんな……」 涙でぐちゃぐちゃになった顔を隠そうと、うつむいたら 戸惑いながら 珍々が抱き締めてきた。 .
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