穴に落ちたら異世界へ

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「あぶっへ!?」  ドスン!と音をたてて落ちたその場所は森の中でした 「んん?ここは何処だ?モグモグ」  おにぎりを食べつつあたりを確認していると、少し離れたところに複数の人影が見えました  瑠亜は近づいてみると、その集団は人間ではありません 「もし。ちょいとすみません」 「ん?なんだ?」  しかし、瑠亜はお構い無しにその集団の先頭を歩く者に話しかけました 「道に迷ってしまってね。道を尋ねたいんだが」 「道を?ふむ……、道は無いけどこの先に村があるけど……」  先頭の男は少し考えたのちに話を続けた 「でも、その村の人間どもは我々『魔物』が今から皆殺しにするから行っても意味ないかも」 「なんと!」  瑠亜は驚きました。なんと瑠亜が話しかけている相手は魔物だったのです。しかも、人間を皆殺しにしようとしています
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