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「どうぞ、召し上がってください」
瑠亜とアリスの目の前にはとても美味しそうなご馳走が並んでいました
「「いただきまーす」」
アリスはモグモグと可愛らしく上品に食べていましたが、瑠亜はムシャコラムシャコラと食べていました
「こらうまい、こらうまい」
「どんどん食べてくださいね。貴女方は我々人間の希望なのですから」
その言葉に瑠亜はピクリと反応しました
しかし食べる手は止めません
「希望、ねぇ。私たちのこと知ってんの?」
「はい、もちろん!我々人間の間では有名人ですよ!」
「ふーん」
瑠亜は食べながら話を続けました(良い子は食べながら話しちゃダメだぞ!)
「私、旅してからアリス以外の人間に会ったことないんだけどな~」
助けた人間は黙っています
「ていうか、お芝居はもういいよ?魔物さん」
瑠亜がそう言うと助けた人間は笑いだしました
「くはっは!よくわかったな人間!」
バリバリと人間の皮を破って中から魔物が出てきました
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