助けたお礼にお食事を

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「1つ…言いたい……」 「ん?なんだ?」  瑠亜は身体を起こし魔物に話しかけます 「私を…蹴った罪は…重いぞ……」  その言葉に魔物たちは笑いました 「くはっは!毒でまともに動けないキサマが!生意気な!」  魔物が瑠亜の胸ぐらに掴みかかりました バキョ! 「くは?」 「ホントはもっと調子づいてからでも良かったんだけど、めんどいわ」  瑠亜は掴みかかってきた魔物の腕の骨を折りました 「くぎゃあぁぁあ!う、腕、ガベバ!」  瑠亜の蹴りが魔物の頭にあたり魔物はぶっ飛びました 「さっきのおかえし。……ムグムグ、ペッ」  瑠亜は毒のみを吐き出しました 「ほら、退いた退いた」  次に瑠亜は魔物を押し退け、アリスの元へときました 「はぁ…はぁ……。瑠亜…お姉ちゃん……」 「安心しろアリス。今毒を出してあげるからね」 「瑠亜お姉…むぐっ……」  瑠亜はアリスの唇に自分の唇を重ねました 「ん…んん……」  アリスはビクビクと身体を震わせていました  ちなみに魔物たちは「おお」「キマシタワー」「百合か……」などと言ってました 「ん…ぷはっ……」 「ペッ。はい、アリスの身体に入っていた毒は取り除いたよ」 「はぁ…はぁ……。あ、ありが、とう…瑠亜、お姉ちゃん……」  これが瑠亜の能力『ボディ・コントロール』の一部である
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