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2人は構えたまま睨みあっていて動きません
「かかって来ないのか?ヨルハテ」
「貴様から来い」
「いや、アンタから来いって」
「貴様から来い」
「なんか、ここまできたら自分から動きたくないんだよ」
「……そうか」
刹那
バシュルン!
ヨルハテは一瞬にして間合いを詰め、瑠亜の顔面にパンチを繰り出した
「あっぶねぇ!」
「ほぅ、受け流したか」
瑠亜は驚異的な反射神経で首をねじりヨルハテのパンチの威力を殺していた
「だが」
だが、ヨルハテの腕は片方に2本ずつ。まだ攻撃をしていないもう1本の腕で瑠亜に追撃をかけようとする
「っせるか!」
その腕を瑠亜が掴もうとするが
「ぬっ」
ヨルハテは危険を感じたか、瑠亜から距離をとった
「ぶっひぇ~、なかなかやるじゃんヨルハテ」
瑠亜は体勢を立て直す
「貴様もな」
ヨルハテは余裕の表情を見せた
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