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逆に瑠亜はムスッとした表情をしていた
「(なるほどね。な~んか速いなって感じると思ったら、ヨルハテの奴は『初速からほぼ全速力』だからか)」
瑠亜はヨルハテの能力を見極めていました
「なんだ?押し黙って。来ないのなら、またこちらから行くぞ」
ヨルハテ、またもダッシュ
「(初速が速いとはいえ、MAXスピードは『どっひぇ、はえぇ!』ってほどではない。ならば)」
ヨルハテの攻撃が迫るなか
「カウンター!だっ!」
瑠亜はヨルハテの攻撃に合わせカウンターを放つ
が
「うっそ!?」
ヨルハテは『直角飛行』をして攻撃をかわし、瑠亜の背後へとまわった
「(あのスピードから空中で直角移動!?ありえんでしょ!?)」
そのあり得ない動きに流石の瑠亜も驚きの表情を見せる
「クラァアア!」
ドドドド!
「がっはぁ!?」
ヨルハテの4本の腕の攻撃が瑠亜の背中に炸裂する
その衝撃で瑠亜は吹っ飛んだ
「いってて…腰が……」
「……」
ヨルハテは拳の感触を確かめている
「やはりやるな。我の攻撃が当たる直前に自ら跳んでダメージを和らげたか」
「でも、痛い……」
瑠亜は立ち上がって、腰をトントンしていました
「ヨルハテ」
「なんだ?」
瑠亜はヨルハテに話しかけます
「ごめんね、アンタのことちょっとなめてた。次からはちょっと本気になってあげる」
「なめおってっ……!」
ヨルハテは再度駆け出した
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