5人が本棚に入れています
本棚に追加
「なにっ！？」
驚きの声を発したのはﾖﾙﾊﾃであった
ﾖﾙﾊﾃは瑠亜の姿を見失ったのだ
「何処を見ている？私はここだそ？」
「！！？」
瑠亜は超スピードで動いているﾖﾙﾊﾃの背後についていました
「くっ！」
ﾖﾙﾊﾃが振りきろうと直角移動をしますが
「逃がさん！」
バガッ！
音と共に瑠亜もついてきました
それから何度ﾖﾙﾊﾃが直角移動をしても、瑠亜は音を鳴らしついてきます
「なぜ、貴様は我が移動についてこれる！？」
「ここが一階でよかったってことだ、よ！」
ザシャア！
「グオォォアア！？」
瑠亜はﾖﾙﾊﾃの羽を切り裂きました
「ぐっ、くそ！」
「つまり」
瑠亜は説明し始めました
「私は地面を思いきり蹴って方向を変えてたわけよ。二階とかだったら床が抜けてたかもって話」
ﾖﾙﾊﾃは羽を裂かれ、地面に倒れていました
瑠亜はﾖﾙﾊﾃに近づきます
「ふっ、我もここまでか……」
ﾖﾙﾊﾃは潔く敗けを認めました
「最後に貴様の名を聞かせてくれ」
「あ、そういえば名のってなかったね。私は瑠亜、『神崎 瑠亜』だ」
「ｶﾝｻﾞｷﾙｱ…か。最後に貴様のような強者と戦えて良かった」
「ん、そっか。じゃあねﾖﾙﾊﾃ」
「さらばだ」
そして瑠亜はﾖﾙﾊﾃに止めの一撃をあたえました
最初のコメントを投稿しよう！