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「うわ、真っ暗だ」
二階は暗黒に包まれており、何もみえませんでした
「これじゃ、どんな悪魔か見えないな~。とりあえず、今回は最初に自己紹介しておこう!私の名前は『神崎 瑠亜』。ここに悪魔がいるなら名前を教えてほしいな~!」
瑠亜がそれなりに大きな声で喋っても反応がありません
「あるぇ~?ほんとに悪魔いるの」
「『ピルオロ』……」
不意に耳元で囁かれたので瑠亜はバッとその場を離れました
「『ピルオロ』?それがアンタの名前」
「左様……。悪魔五人衆が一人『ピルオロ』……参る……」
ザン!
「うぉあ!」
まるで闇そのものが攻撃してきたかのようなピルオロの攻撃
瑠亜はなんとか勘で避けたが、服が一部裂けてしまった
「くっ…!(相手の位置がわからん!足音1つせんとは!)」
瑠亜は知るよしもないがピルオロはまるで幽霊のようにユラユラと浮遊しているのだ
ザン!ザン!ザン!
「くぅお!」
ピルオロの連続攻撃の前に少しずつ切り裂かれていく瑠亜
「…やるな……」
ピルオロは言葉をこぼした
ピルオロは瑠亜は切り裂くのではなく、切断するつもりで攻撃を仕掛けていた
だが、野生の勘のようなもので瑠亜はかわしていた
ピルオロは埒があかないと思い、強力な一撃を瑠亜におみまいしようとする
「やっとデカイのがきたか」
バシィ!
「……!」
「つ~かま~えた~」
しかしそれは判断ミス。大振りになったピルオロの攻撃は瑠亜が反応するには十分だった
ピルオロは逆に瑠亜に腕を掴まれてしまった
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