初恋

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「んで?わかり易く言うと告白をしたい訳ですか……」 「はい、でも、私、怖くて……一人じゃできなくて」 「ああ!わかる!」 遥が割って入って来たことは隆一も想定外だった。 「フラれるの怖いし、一人っつうのも気が引けるよね……」 「おお、経験者の話は重いな、やっぱり」 何と無く隆一が濁した。 「け、経験者って!あたしは友達のを手伝った時の話をしたのっ!」 「ご苦労さん。相談者の不安を煽るだけだったけどな」 ハッとして門崎を見た。 小刻みに肩を揺らす門崎。 これは、ヤバい……。
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