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辺りはもう暗くなっていて、若干怖い。
ドンッ!!
え?
なんだ?今の音………。
俺は恐る恐る後ろを振り返る。
「よお」
「っ!だ、誰だお前!」
汚い身なりの大男が両手に斧を持ってたってる………これかなりピンチだよな?
「俺の名前はリジー、リジー=クライアンだ、まぁ世間一般では俺の名前はグリムローズからの脱獄犯で通ってるがな」
グリムローズって……ま、まさか今日ユエが言ってた……?
「まさか………マジで……?」
「ヒヒヒッ!丁度運動したいところだったんだ、ちょっと付き合ってもらおうか!」
や、やばい!殺される!!
脱獄犯は俺に向かっておもいきり斧を投げた!
「ちょ、シ!シールド!!」
咄嗟に出てきた言葉がそれだった、そのおかげで俺の前には俺と同じ大きさの盾が現れた。
ガキィィンッ!
「ックソ!ガキが調子にのりやがって!」
何とか防げたけど盾は一瞬で壊れた、こんなんじゃ次の攻撃は避けるしかない!
「次で終わりだあぁぁぁ!死ねぇ!」
脱獄犯はさっきの攻撃より何倍もの強さで斧を投げて来た、ヤバい!これでは避ける時間がない!
俺は何も出来ずに目をつぶってしまった。
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