可もなく不可もなく

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  一人の男が森の中で、RPGで良く見るトカゲ型のモンスターと戦っていた。 右手には片手斧、左手の甲側に小さな木製の丸盾を装備している。 「あーもぅ! トカゲの癖に数だけ揃えやがって!!」 斧を横なぎに払い、相手の胴体を割る。 また一体と倒すが、相手が怯む様子は見えない。 すでに足元には十体近いトカゲの死体が転がっている。 それと同じくらいの人数が目の前に立ちふさがっていた。 「最初の数攻めじゃないだけ学習はしてるみたいだな…」 何故こんな事になったかと言うと、遡る事数時間前の事…  
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