可もなく不可もなく

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  あれから一時間ほどして悩んだ結果、二人ともサポート役として選んだ。 「あんたらしいわね」 と、キョウさんはニヤニヤしながら言った。 ……らしいのかな? 「まぁいいわ、それじゃあもう行く?」 「装備は現地調達しますし、あとは大丈夫かな?」 「じゃあみんなついてきて」 そう言って部屋後にした。 それからさほど歩かずに、壁に扉のある部屋に入った。 「この先から依頼先の遺跡関係があるわ、扉の先の家は私が使ってる家だから拠点として使って頂戴」 「了解です」 「あぁそれと家の中の消耗品や武器も好きに使って良いわよ」 じゃあ慌てて探す必要はないか。 まずは装備整理からだな。 「じゃあ行ってきます」 「私のために頑張ってね~」 結果的にはそうなるわけだから苦笑いしかでない。 色々と複雑なまま扉をくぐった。  
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