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――――…文久三年
空気の澄んだ朝日の登った頃
京の町に袴を着ていながらの女と同じく袴を着た3人の男と着物を着た女がやってきた。
「叉佑よぉ、京は強い奴
居るのかなぁ~クククッ」
「…私語は慎みなさい」
「叉佑、堅いわww」
「皆さん、
落ち着いて下さいよ…」
『取り合えず、馬鹿杉が用意した宿に行くよ』
そんな会話をする5人をよそに町人達は顔を染める。
…それもその筈、5人の容姿は整い過ぎているのだから。
そんな5人は顔を染める町人を無視し宿屋へとついた。
『今日は依頼来てないし
私は京の町を散策してくるわ
アナタ達も自由にしていいからね。…但し、殺されるなよ?』
「青龍ちゃん縁起でも無い冗談言わないでよ(汗)」
「いや、あながち冗談でもないですよ。
京は最近会津お預かりの壬生浪士組ってのができたそうで
…何でも直ぐに斬るとかどうとかで…あ、でも、御安心を。
春乃さんは私が守ります」
「叉佑…!!」ダキッ
『…恋仲羨ましいとか思ってないからね!!』
「いや、聞いてねぇよww」
そんなこんなでしばらく笑いあった5人は別行動に移った
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