無口な少女とモテない俺様

清水さんのお顔。

「分かりやした！今行きまーす。」

…喧嘩にはなりたくねえな。

喧嘩強い三年が二人って。

そりゃあ…

殺されるだろ。

俺と、三年二人が誰もいない屋上についた。

「おい、何でお前が佐知ちゃんと手繋いでんだよ？」

…

「俺から繋いだ訳じゃないっすよ。佐知ちゃんから繋いだんです。」

「えっ？佐知ちゃんから？」

…今、言ったじゃん。(笑)

「はい。そうっすよ。佐知ちゃんからです。」

軽く言ってやった。

でも、相手から見ると喧嘩売るようにしか見えなかったらしいね。

三年の１人が俺に殴りかかってきた。