宝玉

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薄暗い洞窟を進むグレン。幸い洞窟は一本道だったので迷うことなく奥までたどり着いた。 「ここで行き止まりか?誰もいない?おい!来てやったぞ!」 洞窟内にグレンの声が木霊する。 「何だ?イタズラかよ?ちきしょーが」 帰ろうとするグレン。だが来た道が通れなくなっている。 「何で先に進めないんだ?来る時はこの道から来たんだぞ!まさか、閉じこめられた?」 帰れる場所がないか探すが何処にも道はない。 「どうなっているんだよ…声がする方に来たら閉じこめられるって…ん?」 急に地面が揺れだし、小さい岩などが浮きはじめる。 「何が起きてるんだよ?」 驚くグレン。そしてまた不思議な声が聞こえてくる。 《グレン…あなたが本当に私の待ち望んだ人なのか調べさせてもらいます…》 「はぁ!?」 グレンの前に球体のような光が現れる。 《さぁ、その光を掴むのです》 グレンは言われた通りに光を掴む。そして激しく光はじめた。
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