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「何だよこりゃ?」
光が消えて現れた物は小さな宝玉だった。
「た、玉ぁ?」
《宝玉です。あなた方が言う災いの宝玉》
「は?あんなん作り話だろ?」
《いえ、事実です。遥か昔、二つの王国を滅ぼした宝玉。その内の一つ》
「一つって…何個もあるのかよ?」
《宝玉一つ一つに異なる力があるのです。私は火の宝玉。さぁ、力を解放してこの岩を破壊してみて下さい》
突然大きな岩が出てくる。
「力を解放ってどうするんだよ!?」
《強く念じるのです》
「強く…強く!」
突然宝玉から火が放たれる。
「火が出た!?」
《それが私の力です。さぁ岩を》
「いけぇぇぇ!!」
火は強さを増し、そして岩を破壊した。
「す、すげぇ…」
《お見事です。あなたは私が求めていた人のようです》
「なぁ…昔の人はこの力で争いをしようとしたんだよな?」
《……………》
「そんな力を何故俺が…?」
《真実を話ましょう…》
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