94人が本棚に入れています
本棚に追加
魁斗
「神こそあいつだけ先に飛ばしてよかったのか?」
神
「いや~ここだけの話、あんまり悠君には期待してないんだよね」
魁斗
「は?何でだ?」
神
「さっきの問題がある勇者って、悠司君なんだけど…ぶっちゃけ悠司君弱いんだよね…僕は神の特権ってやつでどんな勇者が召喚されるか事前にわかるんだけど」
神の特権てなんかすごそうだな。
神
「勇者として召喚されるから、勇者っていわれるだけの力を持ってるんだけど弱すぎるんだ。まだセイノルアの全王の方が強い、てかぶっちゃけ今までの勇者の中で一番弱い」
全王って何だ?まぁ、向こうに行けばわかるか。
神
「で、キミってわけだ」
魁斗
「なるほど、とりあえずは理解した。じゃあ俺はどのくらいの強さなんだ?」
神
「ざっと見ても王より少し弱いくらいかな~。何なら今測ってみる?」
魁斗
「ああ、でもどうやってやるんだ?」
神
「この水晶に触るだけでおっけーさー」
と言って神が出したのは、握りこぶし一つ分の水晶。俺はこんな物で測れるのか?と半信半疑であったが、とりあえず触ってみた。
魁斗
「どうだ?」
神
「おおっ、予想より多かったよ」
魁斗
「もう少しわかりやすく言ってくれ」
神
「ごめん、全王の魔力が5000万なんだ。で、キミは3000万。というかまずは魔法の説明したほうがいいよね?」
なんて言って、神様直伝の魔法講座が始まった。
つーか神様直伝って豪華だな。
最初のコメントを投稿しよう!