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神
「魔法には 火
水
雷
氷
土
闇
光の基本属性があるの」
魁斗
「基本ってことは特殊もあるのか?」
神
「うん、特殊属性は 創造
空間
幻 の3種類。もちろん、基本よりも特殊のほうが少ないし強力。
で、魔法にも強さがあって 下級魔法
中級魔法
上級魔法
最上級魔法
世界級魔法
神級魔法の順に強くなっていくんだ」
魁斗
「ほかには?」
神
「あとは…混合魔法くらいかな」
魁斗
「それって何だ?」
神
「うーんと…たとえば水の魔法で龍を作ったとするよ?その龍に、同時に雷もまとわせる的な?」
魁斗
「混合魔法ってずいぶんてきとーっつーかおおざっぱっーつか」
神
「まぁ魔法があんまりはっきりしないものだからね」
魁斗
「で、本題に戻るが俺の属性はなんだったんだ?」
神
「創造」
魁斗
「は?創造おんりー?」
神
「いえす、でもそんなに不便じゃないよ?」
魁斗
「いやいやだって属性一個だろ?不便つーか戦いすらできねぇじゃねぇか」
神
「創造って言うのは文字通りなんでも『創造』するんだよ?まぁ創造するには、それ相応の魔力が必要だけど。だからぜんぜんへーき」
魁斗
「それスゲーな、もはやチート(笑)」
神
「試しになんか創ってみれば?」
魁斗
「そうだな、王道の火でも創ってみるか……だがしかし、創り方がわからない」
神
「たぶん火を自分の中に取り込むイメージでいいと思うよ」
火を取り込むイメージ。それが最大限にまで高まったとき、俺は火の海の中にいた…気がした。そのせいか少しフラフラしてしまった。
神
「大丈夫?初めてにしては上出来じゃないかな」
魁斗
「へっ、ありがとよ。じゃあさっきの水晶を貸してくれ」
神
「ああ、はい」
受け取った水晶に触れると、魔力3500万・火という文字がでた。
魁斗
「なあ、さっき俺の魔力っていくつだった?」
神
「3000万だったよ」
魁斗
「今3500万なんだけど」
神
「えっ、そんなことが……ホントだ。ってことは…」
なんて言っていきなりぶつぶつ言い始めた神。これじゃ神の威厳まるでなしだな。実はこの神頼りねぇんじゃねえの?
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