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「ぶべっっ」
無様に気絶してたコイツは、情けない声を上げて意識が戻った。
神
「うわー…いったそー…」
魁斗
「いんだよコイツは」
コイツは片平悠司。顔は上の上で学校内にファンクラブ、ハーレムができるほど。俺の親友だと本人は思っているらしいが、俺はまったく思っとらん。つーか単純にコイツ嫌い。
悠司
「ん?ここどこ…?……あっ、魁。どうして一緒にいるの?」
貴様のせいだバカヤロー。
神
「悠司君も目が覚めたね?」
悠司
「魁、この人誰?」
魁斗
「うっさいだまれ死ね」
神
「うわっ、魁斗君ひどいな…まぁまずは悠司君を転移させるよ?」
悠
「???え?何?これから何起こんの?」
魁斗
「話聞けやこのクズ、これから転移させられるんだバカ。しかも貴様のせいで俺も巻き込まれたんだっ」
神
「まぁまぁ落ち着いて」
魁斗
「おぉすまない、続けてくれ」
神
「りょーかい、悠司君の行き先は……王都のクニス城でいいよね?」
悠司
「え?それどこ?てゆうか誰か質問に答えてよ~」
魁斗
「うっさい黙れ悠。神、お願いだからこのうるさいヤツ早く飛ばして欲しいんだけど」
神「
はいはい~」
そう言って神が指を鳴らすと、あっという間に悠司は消えた。てかこの神様フランクすぎ、すげー接しやすいわ。イケメンなのがむかつくけど。
神
「悠司君に説明しなくてよかったの?」
魁斗
「もち、アイツは城に飛ばされたんだろ?だったらそこの王女とやらのフラグ立てんだからどうせ説明してもらえるだろ。それに俺を巻き込んだんだから少しは罰を受けるべきだ」
神
「あ、なるほど」
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