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「生徒会!?」
「……うん」
お昼休み。
私と亜美はお弁当を持って、いつもどうり屋上に来ている。
「で、莉子は入ることにしたの?」
「……うん」
私は小さく頷いた。
「なんでそんなに自信ないのよ。生徒会に選ばれるなんて凄いじゃん」
亜美は自分のことのように喜んでくれている。
「だって、私でいいのかなって…昨日よく考えたら、不安になってきて…」
「莉子じゃなきゃダメなんだよ」
「へ?」
急に真剣な顔になる亜美。
「莉子が必要だから、碧先輩は生徒会に誘ったんだよ。だから、莉子じゃなきゃダメなの!」
にこっと笑顔で私を励ましてくれる亜美につられて、私も自然と笑顔になる。
「亜美、ありがとう。なんか勇気湧いたよ!」
「そっか!困ったこととかあったら、相談してね」
「うん」
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