生徒会

13/18
前へ
/178ページ
次へ
「生徒会!?」 「……うん」 お昼休み。 私と亜美はお弁当を持って、いつもどうり屋上に来ている。 「で、莉子は入ることにしたの?」 「……うん」 私は小さく頷いた。 「なんでそんなに自信ないのよ。生徒会に選ばれるなんて凄いじゃん」 亜美は自分のことのように喜んでくれている。 「だって、私でいいのかなって…昨日よく考えたら、不安になってきて…」 「莉子じゃなきゃダメなんだよ」 「へ?」 急に真剣な顔になる亜美。 「莉子が必要だから、碧先輩は生徒会に誘ったんだよ。だから、莉子じゃなきゃダメなの!」 にこっと笑顔で私を励ましてくれる亜美につられて、私も自然と笑顔になる。 「亜美、ありがとう。なんか勇気湧いたよ!」 「そっか!困ったこととかあったら、相談してね」 「うん」 .
/178ページ

最初のコメントを投稿しよう!

66人が本棚に入れています
本棚に追加