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「なんだよー、用がなくちゃ来ちゃダメなのかよー」
一馬くんが拗ねた様に頬を膨らませている。
それを隣の拓馬くんが無言で突いているのが、笑える。
「ふふ…そういうわけじゃなくて、ちょっと驚いちゃったの」
「なんだ、そっかー」
一馬くんは一瞬で、お花が咲いたような笑みを浮かべた。
「……お昼、…いなかった…」
「お昼?」
今度は拓馬くんが拗ねた様に頬を膨らませてる。
「…一緒に、食べようと…俺たち莉子、探した…」
拗ねている表情は全く同じ2人がすごく可愛い。
私は緩む頬を抑えながら、屋上で食べていたと伝えた。
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