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それからあっという間に放課後がきた。
昨日の事をぼんやりと考えていたせいか、授業の内容は全く頭に入ってこなかった。
「莉子、先に帰るね。頑張れ!」
亜美は私が生徒会に入ったことを喜んでくれてるみたいだけど、絶対に面白がってる…。
「うん。また、明日」
私は終始にやにやしている亜美を一睨みしてから、生徒会室に向かうために帰る支度をする。
「「りーこ」」
聞き覚えのある、ぴったりと息の揃った声に呼ばれた。
「あ、一馬くん、拓馬くん」
私は鞄を持って2人と合流して、生徒会室に向かった。
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