3403人が本棚に入れています
本棚に追加
/499ページ
オレが店を背にして、黙らせておいたゾフィと向き合うと、ゾフィは実に不機嫌そうな顔をしていた。
なぜだ。
おかしい。
髪飾りはこれで間違えてないはずだ。
「どうした?」
「……なんでもありません」
「あー……なんだ、ヤキモチか。可愛いやつだな」
「っ!?」
要するに、オレがあの店のやつをからかっていたのが気に入らなかったってだけの話か。
「やっ!そのっ!あのっ!」
「ははは!わかったわかった」
「う~!う~!」
赤面しつつも、ゾフィはヤキモチをやいてないということをワタワタと全身で表現する。
ところで、ゾフィの言動行動が段々退行していっている気がしなくもないんだが、どうだろう。
最初のコメントを投稿しよう!