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「ぼ、ぼ、ボクのローブがぁああ！！！」
床に正座しながら、血みどろのローブを広げて勇が叫ぶ。
一応礼儀として汚したローブは魔法で綺麗にしてやるつもりだったんだが、デートから帰って来た勇のにやけ面を見ていたらやる気が失せた。
「洗えば落ちる」
今日は久しぶりに運動したから、椅子に座ってゾフィとセプテムに腕と脚のマッサージをしてもらいつつ勇と話す。
もちろん、勇がにやけていなければ真面目に対応してたさ。
「落ちるかぁー！！こんな禍々しい汚れボクら世界の洗剤でも落とせるか！！」
なんだこいつ……最近ちょっとうまいこといってるからって調子乗ってるな。
「デート……楽しかったか？」
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