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「トキヤ殿、王が貴方に会いたいと」
なんだそれは、オレはあいつの
愛人か。
いつぞやの女騎士がいきなり訪ねて来たかと思うと、そう言い出した。
「会うのは構わないが……理由は聞いているか?」
「いや……内々で、としか聞かされていない。それが聞きたければ城へ来い」
期待通りに何の役にも立たないなこいつは。
前の時もオレがこいつの身体を動かせないようにしていたお陰で、完全に不敬罪のオレに指一本も触れることが出来なかったしな。
殺害余裕でした。
やろうと思えばだが。
「まぁ、どうせゾフィのことに関する報告だろうから、少々怠いが出向いてやろう」
「貴様っ」
「神様!!」
少し煽るだけで一瞬にしてオレに斬り掛かって来た。
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