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「失せろ……そして、お前が敬愛する王に事の発端から終局まで全て包み隠さず打ち明けろ。まぁ、 全部オレの所為にしても構わないけどな」 「待っ!」 寝起きでイライラしていたこともあって、オレはへたり込む女騎士の鼻先で扉をピシャリと閉めた。 「あ、あの……かみ……様?朝ごはんが……でき、ました」 オレの機嫌が明らかに悪いので、ゾフィがビクビクしながら朝食をすすめる。 「ありがとう……全く、自分勝手なやつばかりで困るよな」 (そ、それは……神様もでは……?) ちなみに、ゾフィは思ったことをかなり小さな声ではあるがボソボソと口に出すクセがある。 要するに、聴こえてるぞということだ。 「ゾフィ、後でわかってるな?」 「ひぃっ!?」 「……まぁ、今日は秘密裏に行われている奴隷のオークションがあるらしいから、特別に許してやろう」 そう、さっきは寝起きでイラついていたが、今日はなんと奴隷オークションがあるのだ。
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