きみを知らない

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今日はクリームシチューを持って来てくれた。 何故か今日は一升瓶を片手に握っている。 左右のポケットからグラスを二つ取り出し『お酒付き合って!』と彼女は僕に言った。 僕は「あっ、ありがとうございます」と返事をしてしまった。 テレビではアニメのチビマルオちゃんがやっていた。 酒は高級な千年万年というもので、一万円もするそうだ。 気付くとふたりで一升空けていた。 テレビではプロ野球ニュースが終わりにさしかかっていた。
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