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放課後。 俺はダチの一人、真也とゲーセンでデートしてた。 俺は真也にユーフォーキャッチャーでとってもらった手のひらサイズのパンダ人形を抱いていた。 真也は彼女といるときみたいに俺をリードしてくれる。 こいつ、俺のこと好きなのかな? 真也はゲーセンに飽きたのか、俺にこう言った。 「違うとこで遊ぼーぜ?」 「やだ~」 どっか行ったら人形とかお菓子とかもらえないじゃん。 とは言わなかった。 「俺、お腹すいたなぁ…」 俺の上目遣いで落ちない人はいない。 「じゃあお菓子、とろうか?」 俺は首を縦にふった。
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