一目惚れ

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部屋に残された夜闇と飛燕はどうしようかと考えていた。 (このまま黙っていても埒があかないし、さっき椿様が言ってた事が気になるし・・・よしッ!) 「あ、あの、夜闇様」 「様はつけなくていい」 「え、あ、じゃあ夜闇・・・さん」 「なんだ?」 「さっき椿さんが教えてくれたんですけど、えっと、その・・・///」 いざ聞こうとすると恥ずかしくなり、口ごもった。 「はっきり言ってみろ」 「・・・あの、俺の事を好きって本当ですか!?」 飛燕はありったけの勇気で聞くと夜闇の返答を待った。 けれどいつまで経っても返答がないので恐る恐る顔を上げた。 「夜闇さん・・・?」 飛燕はチラッと夜闇の顔を見た。 すると夜闇の顔は耳まで真っ赤だった。 「夜闇さん、もしかして・・・」 「まぁ、その・・・好きだ///」 飛燕は目を見開くと泣き出した。 その様子に夜闇は驚いて多少オロオロした。
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