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小夜は苦笑する飛燕の隣に座り、窓の外を見た。
「あんたさ、毎晩窓の外を眺めてるけど誰か目当てのお客でもいるの?」
小夜がそう問いかけた時だった、
「キャー!夜闇様と椿様よー!」
一人の娘がそう叫ぶと「夜闇様~!」「椿様~!」と次々に黄色い声が聞こえだした。
「あらら、色男二人組が今日も来たみたいよ」
飛燕はすぐに目を窓下に向けた。
「夜闇様・・・かっこいいなぁ///」
思わずポツリと呟いた一言に小夜は驚いた。
「あんたの目当てって・・・夜闇様なの!?」
「ちょっ、声がでかいって!」
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