キスで目覚めるお姫様?

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「って訳なの」 私は朝から不機嫌な理由を目の前に居る二人に話した。 「陸…惜しい!」 ヲイ!? 「後少しだったみたいだね。明日辺り処女卒業してたりして」 笑顔でさらりと言わないでください! って、 「誰が陸なんかに」 「僕が何?」 …出・た・よ! 振り返ったそこには、普通の女子なら気絶物(海瑠談)の笑顔を浮かべ、こっちを見る陸が……… うわぁ……周りがキラキラ光ってる。 「未来ちゃん、ただいまー!」 ギャー!? 抱きつくなよ! 「海瑠、空斗…助けて」 「「面白いから、嫌だ」」 こいつ等……… 「未来ちゃーん。僕が居なくて寂しかった?」 寂しくねぇよ。 「僕はね、僕はね、未来ちゃんが居なくてスッゴく寂しかったよー」 抱きつく腕に力が込められ、正直凄く苦しい。 「未来ちゃん…何処にも行かないでね?」 潤んだ瞳で見上げる陸に、ほんの少し…本当に少しだけ愛しさを感じる。 「取り敢えず、子供作ろっか!」     これさえ無ければまともなのにな………
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