Evil Eye

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そもそもの始まりは あの傍若無人な王、ウィリス・リカードの所為だ (一週間前) 「おいウィリス、いきなり呼び出して何のようだ?」 『あぁライヤ、来てくれたか。 お前の事だから 面倒臭がって逃げるんじゃないかと心配したよ』 「そう思ったんだけどな。 お前の使いが来て 窓から逃げようとしたら 外にむさ苦しい顔の兵士共が わんさかといたからな…」 『彼等は屈強な戦士だからね… 流石のライヤでも 簡単には突破出来ないと思うよ? 念の為に 魔法兵団も待機させておいたからね』 「やっぱりお前の仕業だったのか! つーか、この国の四分の一の兵士は集まってただろ!」 『ハハハ…流石にそんなにはいないよ でも5分の一はいたかな…?』 「変わらねーよ! そんなに集めて もし敵が攻めてきたらどうすんだよ?」 『そうなったとしても僕なら平気さ。 それは君がよく知ってるはずだろ?』 「あぁそうだったな…! 流石は学年主席様だ…はぁ」 この腐れ皇子とは 同じ軍事学校で 俺が次席だったのに対し コイツは主席で卒業したのだ つまり 俺は一度もコイツに勝てなかったのだ
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