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「でも!俺と兄ちゃんは血のつながった兄弟だろうが!」
どうして血縁の濃い二人は結ばれてはいけないのだろう。ましてや、性別が一緒となると世間の反感をくらうのだろう。
あぁ、侑李。我が弟。そんなに泣くな。大丈夫とだけ呟いた。高三の俺はまた根拠も無いことをいって目の前の泣きじゃくる弟を抱きしめた。
俺は、
永遠に君と二人で、強く生きていきたい。
誰が何を言おうと構わない。
愛に型なんてないだろう?
俺は待つ、必ず。君が好きだしな。
今ここに誓おう。永遠に。
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