逝ってきます

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「玲汰ぁぁぁぁ!!!」 俺は玲汰の近くに言って泣き叫んだ… 「なぁ!目ぇ覚ませよ玲汰ぁ!みんなっ…心配してんだぜ…? 玲汰が居なかったら the GazettEじゃねぇじゃねぇかよぉ!!!! 誰一人欠けたってthe GazettEじゃねぇんだよ!!! 頼むから目を開けて…いつもみたいに笑ってくれよ…!!頼むからもう一度俺を“愛してる”って言ってくれよぉぉ!!」 何度拭いたって涙は出てくる。 メンバーも泣いていた。 俺…玲汰無しじゃ生きていけねぇよ… 頼むから…目を覚ましてくれよ… 「この度は、ご愁傷様です…。アナタが流鬼…さんですか?」 さっきの医師が話かけてきた。 「……そうですけど」 「そこの患者様から伝言を預かっております。」 医師は俺に一枚の封筒を渡した その封筒は玲汰の字で“流鬼へ”と書れていた。 「…これは…?」 「この部屋に入った時に、患者様が“もし俺が助からなかった場合は、ベースのケースの中に一枚の封筒があるから、それを流鬼に渡して欲しい…”って言われていましたので…。では、失礼いたします」 医師はそう言って集中治療室から出て行った。 俺は封筒を開けると一枚の手紙があった。 俺は少しづつ、手紙の内容を見ていった。 そしてまた、泣いた。 手紙の内容はこう記されていた。 “拝啓、流鬼様 この手紙を見ているということは、この世に俺は居ねぇってことだな! …ごめんな。こんなんな形で… ただ、流鬼には恥ずかしくて口で言えなかっただけだべ。 流鬼の為に死ねるなら、それが俺の幸福だべ。 っても俺Mじゃねーけどな。 みんなと、いろんなことしたかったなぁ。 海行ったり…海外にいったり…それも無理なんだよな…。 あ。メンバーに一言ずつ! 葵さん…麗といつまでも仲良くな! ギターの下手がすんげぇうまかったです! あと、流鬼を宜しくお願いします。 麗…葵さんといつまでも仲良く! 葵さんをあんまり困らせるなよ? 麗のギターの弾き方すっげぇ好きだった! 流鬼を泣かしたり、困らせたりすると、俺が殴りにいくべ! 麗が幼なじみでよかったよ。 戒君…いつまでたっても可愛い戒君! って…こんなこと言ったら戒君に怒られるべ… 戒君のドラムのおかげで、すんげぇリズムがとりやすかった!感謝感謝です。 流鬼の事、お願いします。
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