1st-love

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「ごめんなさい…」 「えっ…僕の事嫌いなの?」 「ううん。私、ゆうお兄さんも大好きなの。 だから、今はお返事出来ません」 かーくんの顔を覗き込み、繋いでいた手に力を込めた。 「そっかぁ…。でも僕、ゆうお兄さんには負けないよ。まりあちゃんが、大好きだから。もう一つ、 プレゼント」 かーくんの手から、オモチャの指輪。 「これ…もらっていいの?キラキラしていて、 可愛い」 人差し指にはめて、ニコッと笑む。 「ちょっと待っててね」 かーくんはタタタっと走り出すと、画用紙とクレヨンを持ってきた。 何やら文字を書き始めている。 .
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