つ ば き

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『ふふっ』 え?……笑った? 私はビックリして 顔を上げ、椿ちゃんを見たら 彼女は満面の それは それは 美しい笑みを浮かべ 『美春ちゃんは 私だけを好きでいればいいの。』 そう、言った。 その時は ゾクッとしたものの 意味が分からず、 曖昧に『うん』と小さく 頷く事しか出来なかったんだ。 私達は その後、何事もなかった様に 平凡な毎日を過ごしていたのだが 6年生になった時、 二人の転校生がやって来た。 修(しゅう)君と香(かおり)ちゃん と 言う とても綺麗な兄妹で、 6年と4年だったから 私と同じ 高学年クラス。 教室は 皆、 お祭りムードになっていた。
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