52人が本棚に入れています
本棚に追加
『ふふっ』
え?……笑った?
私はビックリして
顔を上げ、椿ちゃんを見たら
彼女は満面の
それは それは 美しい笑みを浮かべ
『美春ちゃんは
私だけを好きでいればいいの。』
そう、言った。
その時は
ゾクッとしたものの
意味が分からず、
曖昧に『うん』と小さく 頷く事しか出来なかったんだ。
私達は
その後、何事もなかった様に
平凡な毎日を過ごしていたのだが
6年生になった時、
二人の転校生がやって来た。
修(しゅう)君と香(かおり)ちゃん
と 言う
とても綺麗な兄妹で、
6年と4年だったから
私と同じ
高学年クラス。
教室は 皆、
お祭りムードになっていた。
最初のコメントを投稿しよう!