第2話

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翌朝。僕は…"女の子"としての二日目の朝を迎えた あれから色々大変だった…妹は再び僕を抱きしめて髪の匂いを嗅ぎ続けるし、お母さんは僕に着けるブラのサイズを測るとか言って涎垂らしながら胸を揉みしだくし…というかサイズ測るならメジャーを使えばいいのでは… お父さんはお父さんでその様子をいつの間にか持っていたビデオカメラで撮影してるし…それ以上に変なのは僕自身だ。こんなにセクハラ紛い(?)のことをされているのに嫌悪感は出ないは表情も変わらないわで… まるで人形になったような気分だった それからゆっくり起き上がって部屋を見回す。パステルカラーの内装、ピンクのカーテンにドレッサー、ベットの布団もサーモンピンクといった昨日とはうって変わった"少女"な内装になっている それに小さくため息をついてからドレッサーに掛けられていた埃(ほこり)防止用の布を捲って鏡を覗き込む。
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