プロローグ

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「まあいいわ。わからないなら教えてあげる。桜花、あなたはねー」 と、お母さんは数秒間くらいたっぷり間をあけてからーー 「女の子になったのよっ!」 「……………は?」 お母さんはまるでババーンッ!!と効果音がなったかのように告白した。でもその内容の突飛さに思わず間の抜けた声をあげたはずなんだけど… 「…あら?あまり驚かないのね?お母さんてっきり『な、なんだってーーー!?』って某超常現象漫画の登場人物のように驚くとかすると思ったのに」 つまらないわぁとため息をつくお母さん。 そんなバカなと思いつつも何気なく右手を胸に当ててみる 「…………?」 その途端に右手にふんわり感じる弾力…まさしく胸と言うよりおっぱいの感触だった 「フフフ、わかったでしょう?」 何故かドヤ顔で偉そうにするお母さん…もしかして… 「フフフ、桜花の察しの通り…私と直幸(なおゆき)さん共同による成果よっ!」 再びババーンッて効果音出そうなタイミングで告白した ちなみに直幸さんとは僕のお父さん、三嶋直幸のことで…お母さんと同じくマッドな科学者だ
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