物語は突然に

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「ちょっと待て一旦落ち着こう」 いきなり下半身をやられた! 性的な意味では無い。ごっそり刈り取られた。彼女のいつの間にか手にしていた大きな鎌によって。 「大丈夫。今アナタは魂だけの存在なの。よってこーんなことをしても大丈夫よん」 「げっぷ!?」 唇を刈り取られた。え? これ神様なの? 「────!」 「あら、これじゃあ何言ってるか分かんないや」 そうそうだから。せめて唇は返してほしい。 「じゃあ、今から送る世界でちょっと人殺しして……く れ る ? 」 「────!!」 全力で首を左右に振ってやる。 「うふ、無言は肯定の意とみなーす」 おいおいおいおい──── ここらへんで意識が途切れた。 あの女、今度会ったら絶対犯す。
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