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『やっと終わった~』『早く食堂行こうよ!』『おう! 行く行く』
みんな思い思いに言葉を発して、教室から財布や弁当をもって出ていく。
今日は一人で食べたい気分だ。屋上にでも行こうかな。そう思い俺は机から立ち上がると弁当を手に取って教室をあとにした。
「オーイ、トモヤ~」
トモヤ――俺の名前だ。それと同時に俺は呼ばれた方向へと首を動かした。
「エイタ……」
俺の友達であり、親友であるエイタだ。ばかだがなんとなく頼りがいのあるよく笑う大男である。
「テンション低っくいな~、いつもなら、ここでズババババーン! ってツッコんでくれるのによ~」
変な擬音と共に両手を高らかにあげるエイタ。何だよズババババーン! って。
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