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「ケンちゃん、あーん!」
「お兄ちゃん、あーん!」
「け、剣斗……あ、ああ…あーん……」
そして今は全員でたこ焼きや焼きそば、ジュースを買って河川敷に設置されている円形のテーブルの周りに座っていざ食べようという時。
3人がそれぞれたこ焼きを1つ俺に向けてそう言ってきた。
静音は2人に即発されてだろうが、恥ずかしがりながらする仕草が……グッときた!!
てか、3つ同時に食べるのはさすがに無理。
「あっ……!」
と、いう訳で静音のを食べさせて頂きます。
俺が静音のたこ焼きを食べると、静音はそんな声を漏らし他の2人は頬を膨らませて、ぶーぶー言っている。
いや、まぁ……彼女ですから。惚気サーセン。
「剣斗…………美味しい?」
「ああ、最高だ」
静音が頬を染めながら上目遣いでそう尋ねてきたので、俺は親指を立てながら迷わずそう返した。
正直たまりません。静音が。
「口にソースを付けたまま言っても格好良くねーですよ?」
…………良い雰囲気台無し。
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