新しい始まり~見切り発進(ただのフライング)してやるぜ!!~

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そしてその後は、杏南さんに口移しを要求されたり最上に林檎飴を口にねじ込まれたりしながら、俺達はそれらを雑談しながら食べ進めていった。 林檎飴が微妙にダメージが大きかったのは秘密。 てか、これが朝食だと考えると味濃過ぎだよな。 「よーし!次は境内の出店で遊び回っちゃおう!」 「「ヤッフゥー!」」 そして40分後。何気なく携帯を開いてみると、現在の時刻は8時15分と表示されていた。 杏南さんが椅子から立ち上がりながらそう言うと、美帆と山内もそれに便乗してウキウキした様子で立ち上がった。 てか、テンション高いなぁ…… 俺とか食べたら眠たくなってきたんですけど。 静音と帰って膝枕で寝させて貰おうかな? 「ケンちゃん。ここからは静音ちゃんと別行動でいいよ?」
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