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「静音さんという人がありながら……流石ですね上杉・色魔変態・剣斗君」
そして静音の隣を歩いていた最上が少し声のボリュームを上げながらそう言ってきた。
こらこら……新年早々、初詣で混雑してるのにそんな事言うんじゃない。周りの人の視線が痛いだろ。
しかもミドルネームみたいに苗字と名前の間に挟むな。
「大丈夫だよ!ケンちゃんの静音ちゃんへの愛はこの程度で揺れるものじゃないから」
「そうそう!だから何してもオッケー!!」
両サイドの2人は顔だけを静音に向けてそう言ってから再び顔を戻すと、次は俺の前に顔を出して2人で「ねー?」とか言っている。
確かに俺の気持ちはこんなものじゃあ揺れない……
でも俺の腕に押し当てられる杏南さんの胸に俺の理性は揺れる揺れる。
美帆?美帆はまぁ……当たってるっていえば当たってる。
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