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「ラン・ラグル……」
ハル隊長は、頭の中からその言葉を探すように考え込む
「どうしました?隊長?」
考え込む隊長をみてなにかと興味を持つ
忍さん
「いやね…いやちょっと待って、ラン・ラグル?」
「は、はい?」
私は返事をする
なにかを思い出したようだ
「君は、過去に『闇風の通り道』に迷いこんだことある?」
「は、はい!」
「え?あの危険地に入り込んだの?」
忍さんは、驚くように言う
闇風の通り道は、闇風一族の里に唯一通じる道…
只の魔法の森に見えるが人食い野獣がわんさかしている
一般には、立ち入り禁止区域
私は、昔、度胸ためしであの森に入り
野獣に襲われた
そんなときにハルさんに助けられたのだ
「度胸ためしで行って、泣きながら助けてって言った、あのお嬢ちゃんか」
ハルさんは、笑いながら言った
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