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………………ごく
いまになって緊張してきた
ゆっくり扉をたたく
コンコン
「す、す、す、すいません、ご、ごめんください、」
口がガチガチしながら挨拶する
………………
反応なし、
あれ間違えたかな?
『ジャムさん…いま私、手が離せないから代わりに出てくれませんか?』
『ハル殿!拙者、手が放せない研究しているから代わりに出てほしいでござる…』
『忍!いま俺はコーヒーを飲んでるから代わりに出てくれ!』
『あなたが一番ひまなんでしょーが!』 『お主が一番ひまなんだろーが!!』
扉の向こうは、何やら騒がしかった
ガチャガチャ
ガチャガチャガチャ
ドアノブは、回っているのに扉が開かない
『忍…ドアが開かない…』
『え?……なんとかお願いします』
ガチャガチャガチャ
っと、何度もドアノブを回しては、バンバンっと、ドアを叩く
ベキョ!
「あ、」
『あ、』
扉の向こうで嫌なおとが響いた
私のほうもドアノブを見たら
外れ欠けていた
『ド、ドアノブが……とれたー♪』
笑いながら言う
それで扉をバンバン、ドンドンっとさっきより大きく叩く
『扉の向こうの方!少しそこから離れてくれ…ぶち壊すから!』
「え?はい!」
私は少し離れて待つ
しばらくしたら
「うおりゃあー!」
ドカシャーン!!
扉がぶち壊された
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