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Aの話を聞く限り何ともいえない内容だ。なぜならその廃墟はとっくに取り壊しているはずだ。
S「…そうそう、そこってその話で一回話題になって取り壊しも中断することになったらしいな」
A「…なぁSと僕、せっかくだしその廃墟に行ってみようぜ♪」
Aはやる気満々に肝試しを提案してきた。正直興味があるが、僕的に気になる点が二つあった。
僕「入るのに許可とか要らないの?」
A「ああ、聞いた話いらんだろ」
僕「…もう夕方だけど、懐中電灯とか光らすものとかしてんのか?」
S「ここに来る前にAに言われて持ってきたよ」
なるほど、AとSは最初から行くつもりだったようだ。何か仲間外れされてるんじゃないかと感じてるけど…。
気にするのはもう無いし、これ以上何か言うはないだろう。それに面白そうだし。
僕「じゃあ僕も行くよ」
A「よし!じゃあ行くか!!」
こうして僕ら三人は噂の廃墟に向かった。
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