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「ストップ!!」
レフェリーに試合を止められた。
1.2と数をかぞえはじめた。
ダウンをとられた。
それを静かに見守っていた眼鏡をかけた50代のオヤジが呆れたように天井を見上げた。
これでうちの選手の敗退が決定した。
また青龍高校に負けた。
また、、、
向こうの応援団は大きな歓声をあげている。
こちらは葬式状態、みんな下を向いてしまっている。
いつからこんな高校になったのだ無双高校は、、、。
かつて無双ボクシングと言われた面影はどこにもない。
無双どころか誰にも勝てない。
もう負けるのは沢山だ。
このままでは駄目だ。
変えなければ、、、
全てを
俺の手で、、、
その時何かを決意した。
オヤジは椅子から立ち上がると会場を後にした
表情ひとつ変えずに
しかし静かに燃える炭のように心の中はメラメラと燃えていた
変えて見せる!!
無双高復活を目指して、、、!!
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